当社は大手総合商社グループにおいて、国内自動車産業サプライチェーンマネージメントに広く深く対応する集団であり、ステークホルダーからも自動車業界のあらゆる情報が集積されます。担当者の知識と知見は日本の基幹産業である自動車業界の活動源の一つと自負しています。

今、鉄鋼業界はカーボンニュートラルに向けた取り組みが活発化しており、時代の変革期における商社機能として、自動車では電気自動車（EＶ）、住宅では環境配慮型住宅等のニーズが高まっています。株主である伊藤忠丸紅鉄鋼とも連携して、変化への対応に備えています。当社も商社機能を発揮すべく各産業の部品構成等の変化を見据え、グリーンスチール材、電炉メーカー材の採用提案等に積極的に取組んでいます。

当社では自動車・建材等のサプライチェーンマネジメントを担う人材を人的資産として大切にしています。総合職は複線型キャリア（経営者育成コース、営業のプロフェッショナルコース）、一般職からは地域限定の総合職への転換他、多様なキャリアプランを設け、個々の得意分野・専門性を、自身に合うコースで磨くと共に、会社の持続的な発展の一翼を担う人材を育て、社会に貢献していきたいと考えています。

当社は2023年10月で設立10周年を迎え、次の10年に向けて「Benichu Steel Next10」を開催しました。社会貢献活動や海外市場への領域拡大、Ｍ＆Aなど既成概念に捉われないアイデアが世代や職掌問わず出てきました。社員投票で上位入賞した提案は24～26年度の次期経営計画に盛り込み、当社ビジョンである「お客様との繋がりを第一とし、お客様と一緒に明るい未来をつくる」を再確認しました。全社で一体感を持って次の10年に向けて進んで参ります。

伊藤忠丸紅鉄鋼並びに同社株主の丸紅、伊藤忠商事とのグループ企業として、高いコンプライアンス意識と対外信用力を背景に、安定感があり安心して働ける職場を目指しています。また多様な経験と知見、幅広い人脈を築くためグループ間の人材交流機会も活発です。グループ間連携によるお客様を繋ぐマッチング取引等の互恵関係の強化『三方よし』の精神の実践に努めています。

歴史と伝統ある日本橋に本社拠点を構えています。駅直結で雨に濡れずに出社可能でランチやアフター５の買い物も充実しています。大阪は中之島フィスティバルタワーに拠点があり地下鉄四つ橋線の肥後橋駅と直結して、ビル内には食堂があり同ビルではイベント・コンサート等も開催されています。本社は2025年5月八重洲ミッドタウンに移転予定で新しい職場環境づくりのためプロジェクト委員会も立ち上げています。